神聖魔法団【下】
僕達は時間がない中、喜びを幸せを噛み締めていた。
「もうそろそろ時間かな」
心音さんがそう言った。
「え・・・?」
「天音、頑張るんだぞ」
「いやだ、いやだよ!!」
天音は心音さんから離れようとしない。
「雷くん、涯くん、炎虎くんだったけかな?」
『はい』
「そこで眠っている2人は無事だよ。
俺が消えたとき、目を覚ますだろう」
「消えたとき・・・?」
「あぁ。俺の魂と引き換えにその男の子の命をな。
女の子の方は術が解ける。
だから、安心してくれ」