神聖魔法団【下】
「お父さん・・・」
「もう泣くな。強くなれ。」
「うん・・・・・!」
天音が返事をすると心音さんの足が消え始めた。
「!?おとうさん!」
「時間がきたみたいだな」
「嫌だ、嫌だ!!」
「さっきの元気な返事はどうした?
強くなるんだろう?」
「なる、なるよ・・・。
だけど、お父さんが消えるのは嫌だ!」
「消えないよ、お前の心の中にいる」
そう言ってる間にももう足はほとんど消えかかっていた。
「お父さん・・・・」