神聖魔法団【下】



「よかった。ホントに良かった」




抱きつきながらそう言葉を漏らす。





「よう、体の方は大丈夫か?」




顔を上げると炎虎がいた。





「あ、うん。大丈夫だと思うけど・・・」





一体どうなってるの?




「頭がこんがらがっていると思うから生徒会室に戻ってから詳しく話す」




私の思ってることが分かったのかそう言ってくれた。





「うん、ありがとう。
ところで、雷。瑠雲と涯は?」




さっきから瑠雲の姿が見えない。




あと、涯の姿も。






「あぁ・・・。それも詳しく話したいからとりあえず生徒会室まで戻るぞ」





雷の顔が曇った。




なにかあったの・・・?




< 87 / 632 >

この作品をシェア

pagetop