壱夜school life



8時過ぎ。

俺はいつもだいたいこの時間には
高校の校門を潜っている。


朝7時前からいる俺。
1時間以上はさすがにキツくて
朝早く起きたせいか、眠くて仕方ない。

だけど、、

ワクワクした気持ちの方がデカい。


あの時もこんな時間帯だった。


ーーーその時。


「ゆーうぅー!!おはよ~!!」

葉月結羽…ちゃんに話かけたと思われる友達。

ひょいっと遠くバレない場所に隠れていた
俺は名前に反応してうっかり覗いてしまった。

紛れもなく、昨日の“珍しい子”ーー

“葉月結羽”



葉月結羽ちゃんの友達らしきあの子
確か…すげー人気者だった気がする。






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