壱夜school life



1人のケバい女が近づき俺がカバンを
持っていない左腕にその女は
自ら腕を絡めて来た。


「いちやぁ~♡今日帰り遊ばない?」


はぁ?

俺がお前と!?


まっさかぁ~。

俺、ケバい(うぜー)女タイプ以前に嫌い。


「ムリだから。」

「じゃぁ~♡朋実と遊んでよ♡♡」

朋実は俺とタメのクラスメイト。

しつけー上にこいつもケバい。


「イヤ、ムリだし。」


朋実はこれでもかと諦めないで粘る。

「きょぉ~親いないからぁ~うち来る?♡」



周りには聞こえない、
俺にしか聞こえないちいせー声で
甘ったるく耳元で囁いた。


俺はお前とヤるとかありえねーから。
まず。おまえが生理的にムリ。


「てか、おまえら邪魔だから。
腕絡めんなうぜーから、早く行きてーから
どいてくんね!?」




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