叶うはずだった恋





「梨穂、飯いくぞ」







「あ、うん!」






ケータイとポーチを近くにあったカバンに入れる。






部屋を出ると、前で健斗が待っててくれた。





二人で一階に降りる。






「よし、行こうか。車に乗って」






玄関を出ると、既にお母さんがお義父さんの車の助手席に乗っている。







健斗が無言でドアを開けて、先に入るよう促してくれる。






「ありがとう」






やっぱりめっちゃフカフカだなー。





この車の椅子。






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