猫渕さんと犬尾くん


取り敢えず私のベッドへ運び寝かせ
先ず怪我の手当てをする。

「ってもう寝てるんかい。
はぁ、しみるけど我慢してね。」


「ぅぐっ」


「動かないで
って、よくもまあ寝られるね。」


ベッドに寝かせてから爆睡の様だ。

ちなみに只今8時30分である。

勝手に熱を測ると38度1分もあったから
急いで氷枕を作って

「あっ、薬飲ましてない!」

薬と白湯を用意し少し犬尾君を起こす

「少し起きて薬 。市販薬だけど飲める?
アレルギーない?
ねぇってば、もう飲ますよ。
飲ますからね」

そう言って私は少々強引だか、
彼の口に薬を入れ白湯を少しずつ流し込み彼が薬を飲み込んだのを確認し
再び氷枕に寝かせ濡らしたタオルを額に置いた。


「ふぅ、なんて献身的なんだ。
8時40分か、晩御飯でも作るか。」

と言うか今更だが犬尾君どうしよう
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