夏女×春男
ドキドキしながらエステローブを脱ぎ、あのワンピースを…。
…………着られた…!
鏡の前でボーっとしてしまう。
なんか…あたしじゃないみたい…。
春に…、すぐに見せたい…!
春に、会いたい!!
“コンコン”
「失礼いたします。いかがですか?後ろのホック、お手伝いしますね」
「ありがとうございます」
「とってもお綺麗ですよ。お疲れ様でございました。」
促され出口へ向かう。
「ご利用、ありがとうございました」
こちらこそ…とお礼を言って、出ようとすると…。
「高宮様、ご案内いたしますね。」
「えっ?」
エステのお姉さんが案内してくれるの?
どこへ…?