妄想世界に屁理屈を。
「それは自然現象で、事故で、故意。
それは奇跡で軌跡。
その願いが強く高く希なものほど、神が持つ力は強くなる。
その差を『神格』というのは抑えとくか」
「…難しいね」
「そ?簡単だよ」
クスリと笑う。
彼女には何事もないことでも、俺には雲の上過ぎて…
「私たちは造られた。身勝手に」
「たち?」
何人もいるのか?
「私たちは5匹存在してるの。
朱、黒、黄、青、白
5匹で1つの仕事をこなし、行動を共にする。
5匹は一心同体ってことだなー
そんな我等鳳凰は、使命のためにあらわれる」
「使命…“世界の創造”ってやつか」
「おー、よくわかったなぁー
ちなみに、私の使命は貿易。
これ見てみ?」
肩から下げたブレスレットを差し出してきた。
星形で、金色で、なんとゆーか、その…
「…おしゃれアイテム」
「ちげーよ」
殴られた。
「これは5人がもってる、プリキュアでゆーちっさい生き物や力や愛を合わせれば羽が生える的代物なの!」
「羽が生えるの!」
「ごめん…、私鳥なんだけど。もとから生えてんだけど」