妄想世界に屁理屈を。
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【晴明の十二天将】
●騰蛇(凶将) 五行 火(陰)
●朱雀(凶将) 五行 火(陽)
●六合(吉将) 五行 木(陰)
●勾陳(凶将) 五行 土(陽)
●青龍(吉将) 五行 木(陽)
●天一(吉将) 五行 土(陰)
●天后(吉将) 五行 水(陰)
●大陰(吉将) 五行 金(陰)
●玄武(凶将) 五行 水(陽)
●大裳(吉将) 五行 土(陰)
●白虎(凶将) 五行 金(陽)
●天空(凶将) 五行 土(陽)
「うわ…本当だ」
朱雀の文字を本の中から発見。
ついでに四神である、青龍・玄武・白虎を発見。
というか、それ以外知らないんだけど。
ちなみに体は俺に戻っている。
“…青龍はおろか、白虎も?おかしくねーか?いくらなんでも…”
アカネがいまいましそうに眺めている。
「凶将、吉将というのは、いわゆる“あつかいにくさ”をさします。
私があてがわれてるのは凶将、ふざけんなです」
本をめくる俺、否、アカネを不安そうに覗きこむ。
口調から憤慨しているのはわかるが、アカネに申し訳ないというのが勝っているらしい。
アカネが怒ってるのは安倍晴明になのになあ。