こんにちは世界




俺は目を閉じててよく見てなかったけど、どうやらバイクはギリギリでハンドルを真横に切って壁に衝突したらしい。


壁は大破してボロボロ、でも運転手は上手く転がったのか擦り傷(血はだらだらだったけど)程度で大事には至らなかったみたいだ。



近所の家の人が110番をしてまもなく警察などがきた。事情とかいろいろ聞かれてる間も、雪は大泣き。泣き止みはしなかった。






ーーーーーーーやっぱり、この道は危ない。


少し違ったけど、やっぱりあの夢はこの事故の予知夢だったのかもしれない。


もうこの道は通らないでおこう。雪を迎えに行く時は倍以上かかるけど遠回りして迎えに行こう。




「明日はお休みだから、お家で遊ぼうな」




俺からしがみついて離れない雪をぎゅっと抱きしめて、今日はそのまま帰った。



< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop