君の背中を見つめる恋
「こらー、もう下校時間過ぎてんぞー!」
突然聞こえた大きな声に
香乃の肩が震えた。
振り向くと、
そこには学年主任の先生が
こっちに向かって歩いていて。
「用がないなら、早く帰りなさい」
「あ、はい!」
咄嗟にストラップを
ポケットへ閉まって、
香乃が走り出した。
「………っ」
あたしは、
見てはいけないものを
見てしまった。
開けるんじゃ、なかった……
突然聞こえた大きな声に
香乃の肩が震えた。
振り向くと、
そこには学年主任の先生が
こっちに向かって歩いていて。
「用がないなら、早く帰りなさい」
「あ、はい!」
咄嗟にストラップを
ポケットへ閉まって、
香乃が走り出した。
「………っ」
あたしは、
見てはいけないものを
見てしまった。
開けるんじゃ、なかった……