君の背中を見つめる恋
「俺しか…知らないから、いっぱい泣いていいよ」

「っ」

「何なら俺見ないから。てか、こうしてると見えないし」


そう言って
さらにぎゅっとされる。


頭上から聞こえる
剛志くんの優しい声に、

あたしは声を出して泣いた。


高1の初夏、

中山くんと気まずいまま


あたしの恋がまた散った…
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