君の背中を見つめる恋
「…溝、か」
「?」
剛志くんの声の
トーンが下がって。
あたしは顔を上げた。
そこには窓の外を
見つめる剛志くんが居て。
「…分かるよ。俺も、中山と明日香との間に溝がある」
「!」
そうだ…
3人は幼なじみだって…
だけど明日香さんとのことで
剛志くんも2人との間に
溝が出来た……
「俺も、未だに溝の埋め方が分からない。多分…、明日香はまだしも…中山とはもう埋まることはないと思う」
「…え?」
「男ってね、プライドが高いんだ。負けを認めたくない生き物なんだよ」
「………」
「だから、張り合うんだ」
「?」
剛志くんの声の
トーンが下がって。
あたしは顔を上げた。
そこには窓の外を
見つめる剛志くんが居て。
「…分かるよ。俺も、中山と明日香との間に溝がある」
「!」
そうだ…
3人は幼なじみだって…
だけど明日香さんとのことで
剛志くんも2人との間に
溝が出来た……
「俺も、未だに溝の埋め方が分からない。多分…、明日香はまだしも…中山とはもう埋まることはないと思う」
「…え?」
「男ってね、プライドが高いんだ。負けを認めたくない生き物なんだよ」
「………」
「だから、張り合うんだ」