君の背中を見つめる恋

「どういうこと?」

『…遥人、もう正直に言っていいよ』

「………何が?」

『ずっと変だなって思ってた。電話で話してても、上の空だったり…』

「!」

『…何か気になるものでも出来たんでしょ?』



落ち着いた声で
俺に話しかける明日香。

明日香は、
いつも落ち着いてた…


俺より年上だから
当たり前なのかもしれないけど

それが大人に見えて
憧れだったんだ。

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