君の背中を見つめる恋
3.背中を見つめた恋
香乃がスマホを取り出して
画面をタップ。
剛志に連絡を取った。
『…はい?』
「あ、剛志くん?今どこ?」
『…学校の近くの駅だけど、どうしたの?』
「は、話があるんだけど…」
『………分かった』
その後、駅前にあたしが向かうと
伝えて通話を切った。
香乃が急いで行こうとする姿に、
中山が香乃の手を握って。
「俺も行く」
「え?」
「今度は阿部とも向き合わなきゃいけないから」
「………うん」
香乃と中山が足早に
駅前に向かう。
途中、会話はなくて。
多分、あたしも考えてるように
中山くんも阿部くんと話すことを
考えていたんだと思う。
画面をタップ。
剛志に連絡を取った。
『…はい?』
「あ、剛志くん?今どこ?」
『…学校の近くの駅だけど、どうしたの?』
「は、話があるんだけど…」
『………分かった』
その後、駅前にあたしが向かうと
伝えて通話を切った。
香乃が急いで行こうとする姿に、
中山が香乃の手を握って。
「俺も行く」
「え?」
「今度は阿部とも向き合わなきゃいけないから」
「………うん」
香乃と中山が足早に
駅前に向かう。
途中、会話はなくて。
多分、あたしも考えてるように
中山くんも阿部くんと話すことを
考えていたんだと思う。