君の背中を見つめる恋
中山くんは転校をして
あたしの知らない1年半もの間、

どんな学校生活を
送ってたんだろう…


そう思うとやっぱり
あたしの心は痛んだ。

だって知っているようで知らない、
そんな関係だから…


キーンコーンカーンコーン…



「は、やばい!」


予鈴のチャイムにあたしは
慌てて教室へ向かった。

教室に入ると、
もう中山くんは戻っていて。


男子とじゃれ合ってる……


あたしはその様子を見ながら
席に着いた。



「………気になりますか」

「!」

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