君の背中を見つめる恋
「香乃ー、帰る準備できた?」
「あ、うん。お待たせ!」
鞄を持って夕里の元へ駆け寄った。
あたしは希望通りに
図書委員になれたんだから…
学級委員に嫌々決まってしまった
中山くんと比べたらラッキーだよね。
こんなことで
深く考えるのは止めよう。
「今日、普通に中山と喋ってたじゃん」
「あ、うん。なんか意外と話せた」
香乃が笑うと、
夕里は複雑そうに笑った。
香乃は、
中山に振られたあの日
誰も居ない教室で泣いてた。
あたしは傍に居てあげることしか
出来なかったけど、
正直、中山があの後
転校して行ってホッとしたんだ。
「あ、うん。お待たせ!」
鞄を持って夕里の元へ駆け寄った。
あたしは希望通りに
図書委員になれたんだから…
学級委員に嫌々決まってしまった
中山くんと比べたらラッキーだよね。
こんなことで
深く考えるのは止めよう。
「今日、普通に中山と喋ってたじゃん」
「あ、うん。なんか意外と話せた」
香乃が笑うと、
夕里は複雑そうに笑った。
香乃は、
中山に振られたあの日
誰も居ない教室で泣いてた。
あたしは傍に居てあげることしか
出来なかったけど、
正直、中山があの後
転校して行ってホッとしたんだ。