夢見暮らし


いつか

その時がくれば


コップから水が溢れるように

彼女も 現実に

溢れ出てくるのではないか


そんな確信に近い空想は
僕の頭の片隅にある
比較的まともと言われる部分が

不愉快に声を張り上げて否定する



「そんなわけがあるか!」


そして 現実に帰ってくる



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