私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎
「はい、体温計…」
そう言って藍裡ちゃんは僕の近くに腰をおろした。
そして顔を近づけて体温計を脇の下に入れようとしてる。
てか……近いんだけど……。
…理性を一生懸命抑える。
「ん……鳴ったら言って。ここで待ってて…」
藍裡ちゃんはそう言ってまたすぐに部屋を出て行った。
なんか…バタバタと働いてくれてるんだけど…
そしてしばらくしてピピピっと体温計がなった。
「はは…39度…あぁーこんな高い熱…何年ぶりだったっけ……」