私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎



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「じゃあ、皆、いい週末を〜!!」


先生のその一言でみんなは次々と席を外して行った。

私も帰ろうと立ち上がると腕を掴まれた。


「あ〜いりっ!!晴人きゅんたちと、レストラン行こうよ?」


織絵は鞄を持って綺麗な髪の毛を揺らしながらそう言った。

行きたいけど……やっぱり、もう少し…自分の気持ちを整理したいし…。

これは、『恋』なんかじゃないって……。


「ごめん…私はいいや」

「え〜なんでよ??」

「バイトで帰り遅くなるお姉ちゃんの夕飯作んなきゃだし」
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