私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎



「僕が履かせてあげる。」

「へ?!」

「ほら、貸して」



三橋くんはそう言ってドレスの奥にある私の足を探った。



「や、いいからっ!自分ではきます」

「いいよ。僕が履かせたいから」

「い…いいって言ってますよっ!」

「いいよ。今日くらい…シンデレラの王子様にならせてよ?」



その時、私の胸がドクンと高鳴った。

< 41 / 226 >

この作品をシェア

pagetop