私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎


「それなら、僕が持ってるよ?」


後ろから声をかけられ私はハッとすると

そこには三橋くんが私の靴を持って立っていた。



傷も何もない、まだ綺麗なままの靴。


「これでしょ?」



それだーーっっ!!天に救われたー!!



「きゃーっ!!どこで拾ったのかわかんないけど三橋くんありがとう!!」



私はそう言って三橋くんの持ってる靴に手を伸ばそうとした時、軽く三橋くんにかわされた。


は?


「ちょ…なに……返して?」


「返すよ?ちゃんと?でも…条件付きで」



三橋くんは悪魔の笑顔でそう言った。

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