私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎
「ほら、藍裡ちゃん…アーン」
三橋くんはそう言ってお箸で卵焼きを私の口の近くに持ってきた
「なにそれ、子供じゃあるまいし…」
「だって……さっき藍裡ちゃん汚い手使って靴を取り戻そうとしたんだもん。」
その時の私のリアクション…『ギク』って感じでした。
「ほら、アーン?」
私はいつまでこうやって意地悪王子様に縛られなきゃいけないのだろうか?
私は口を小さく開けてパクッと卵焼きを食べた。
「はい!よく出来ました!」