私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎
「今日は、帰りは一緒ね?」
三橋くんはそう言ってにっこりと笑った。
「はいはい……」
どうせ、ヤダって言っても無理やり連れ去られて行くだけだしね。
抵抗しても無駄ってことで、逆に体力も時間も無駄にしちゃうし
「ふぅーん…抵抗しないんだ」
「もう、しないわよ。それだけ無駄だし」
「へぇ?じゃあ、キスしようとしても抵抗しないんだね?」
「わっ!」
私は顔を近づけてくる三橋くんを慌てて避けて両手を突き出して"タンマ"のサインを作る。
「き、キスは、だめっ!」
四度目のキスをまた、あっさりと取られるなんて絶対に嫌だからね!