私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎

シスターコンプレックス




「ただいまぁ……」


私は情けない声で家の扉を開けて中に入った。

まあ、誰もいないだろうけどね……

そう思ってたのに、中から「おかえり」という暗字お姉ちゃんの声がした。


「お姉ちゃん??いるの?」


「それがいるのよっ!!今日はお味噌汁とオニギリね?」


「えっ?!」


お姉ちゃんはエプロン姿でそう言って微笑んでいる。

ていうか、お味噌汁とオニギリって……なんか不思議っていうか。


「バイトじゃなかったの?」

「うーん……クビだって♪」

「あぁ…なんだクビか」


私はルンルンとお花を咲かせているお姉ちゃんに情けない声で返事をした。


「って……クビーーーーっっ?!」

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