私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎
「あっ!藍裡っ!」
お姉ちゃんがこっちの視線に気がついて声をあげて手を降る。
私も手を振り替えした。
するとお姉ちゃんは渉さんを引っ張ってこっちに飛んできた。
「渉さん、こんにちわ」
私は渉さんににっこりと笑った。
そりゃあ、渉さんは22歳で、お姉ちゃんの彼氏。
礼儀正しくしないとね。
「やぁ、藍裡ちゃん。久しぶり……その子は?」
渉さんはそう言って三橋くんを見つめた。
「あぁ…こいつは…「俺!三橋五月。よろしくな」
私がそういうのを遮るように三橋くんが自己紹介をした。