私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎
というわけで…一緒に食べて食べて…他愛もないお話をして楽しんだ。
それでも、どうしても気になることがあった。
「ねえ、お姉ちゃん……バイト探すんじゃなかったの…?こんなとこに来るんじゃなくってさ…」
「なに?藍裡…それはお姉ちゃんに任せてって言ったでしょ??それとも、ここに来たくなかったの?」
「ち…違うのっ……ただ、最近生活が苦しくなってきてるし…」
私がそう悲しそうな顔をするとお姉ちゃんは、
私の隣に三橋くんがいることも忘れすっと椅子から立ち上がると私の頬を両手で包んだ。
「大丈夫だよ。藍裡……お姉ちゃんに任せて…?藍裡は何も心配しないで、勉強に励みなさい。来年受験だしね」