私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎
私はお姉ちゃんの優しさにジーンと来た。



お姉ちゃんは、私を心配してくれてるんだ。


私に大変な目に合わせたくないから…




勉強もバイトも全部やってくれるお姉ちゃん……


「えっと……」


私達が感動のシーンに入っている間

三橋くんの存在を完璧に忘れていた。


「わっ、ご、ごめん!!三橋くん……」


「や、いいけど...僕、KYだった?」


「そ、そうじゃないから!!って、ほら〜帰ろう帰ろう!」


私はそう言って三橋くんの腕を引っ張って行った。


するとお姉ちゃんが椅子に座ったままリラックスしていて、

そこから立ち上がる予感はしない。


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