私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎





暗くなった道路を私と三橋くんが進んで行く。

さっきから、沈黙が流れていて気まずい。


「……なあ」


その沈黙を破ったのは三橋くんだった。


「な…なに?」

「ん……と…こんなん聞いちゃっていいかわかんないけどね…生活が苦しいって………どういうことだよ?親の仕事とか……」



私の胸はどきんと鳴った。

どうしよう……


本当のこと言おうか…?

でも、それで……三橋くんが離れて行ったり、同情したら?


< 88 / 226 >

この作品をシェア

pagetop