君ともう一度~入れ替わってから知った気持ち~
次の日、学校の休み時間に、昨日の翔磨のことをまーちゃんに話した。
「………ということなんだけど…」
「…こーちゃん!よく頑張ったねぇ!」
そう言って、私の頭をよしよしするまーちゃん。
「うん!頑張ったよぉー!!」
「えらいえらい。これからは、その愛里って子から、小倉君を奪い取るのを頑張ってね!」
「まーちゃん…。かわいい顔して怖いこと言うねぇ…(笑)」
「普通だよ!まな、愛里って子が許せないの!自分のせいで泣いてるこーちゃんを見て、普通笑う!?」
「うん、確かにそうだよね…」
「まな、今から文句言いにいってやろっかな!」
「まままーちゃん!落ち着いてー!大丈夫だから。ありがとう」
まーちゃんが、私のために必死になって怒ってくれてる。
やっぱり、持つべきものは友達だなぁ。
あとは、桜木の告白のことだ。
まーちゃんに話すか話さないか迷ったけど、それは桜木と私だけの問題だし、勝手に話すのも悪いかな、と思ってやめておいた。
自分で答えを出して、ちゃんと返事をしてから、まーちゃんにも話そうと思う。