君ともう一度~入れ替わってから知った気持ち~
*デートのお誘い
あれから少し経ち、今日は高山祭当日。
ずっと前から準備とか練習をしてきて、やっと力が発揮出来る日。
まだ起きたばかりで、ちゃんと開かない目をこすりながら、部屋のカーテンを開けた。
「うわぁ…。何この天気…」
今日は、運動場で演技をする体育祭なのに。
外では雨がザーザーと降っていた。
少し、なんてもんじゃない。
1日中やまなさそう。
「こなー!降りてきなさーい」
「…はーい」
2階からお母さんの大きな声が聞こえたので、カーテンを閉めて下に下りた。
「おはよう。どうしたの?」
「おはよう。さっき、学校から連絡があって、高山祭は明日に延期だって」
「じゃあ、今日は休み?」
「そうみたいよ」
「やったー!」
今にも警報が出そうなこの天気。
確かに、延期以外の手段はないよね。
それにしても、久々の休み。
平日はもちろん、土日祝日も、実行委員と部活で休みがなかったから、すごく嬉しい!
今日、何しよう?
読みかけのマンガを読もうかな。
それとも、録画してる音楽番組を見ようかな。
あ、ちょっと疲れるけど、部屋の模様替えもいいな。
んー。何しようかなー?