君ともう一度~入れ替わってから知った気持ち~
「おじゃまします!」
「先に私の部屋行ってて。今日親いないからー」
「はーい」
美由希と話しながら歩いていると、すぐに家に着いた。
私は言われた通り、美由希の部屋に向かった。
それにしても、やっぱりきれいな部屋だなぁ…。
大人っぽい美由希らしく、黒と白の家具で統一された部屋。
置いている物はあんまりなくて、私の部屋とは大違いだなー。
なんて思っていると、美由希がジュースを持ってきてくれた。
「こな、ミルクティーでいいよね?」
「うん!ミルクティー大好きだもん!」
「だよね、良かった!じゃあこれ飲んだら、さっきの話の続きするよ!」
「…話って、花火大会の…?もう終わったんじゃ…」
「終わってない!怒って逃げたのは間違いだったってことを、ちゃんと教えてあげるから!」
「ま、まじですか…」
美由希、気合い入りすぎだよー!