君ともう一度~入れ替わってから知った気持ち~
わあぁ!黙っちゃった!
何やってんの私!
もうちょっと、話続けられたでしょ!
でも名前もわかったことだし、もう一回話しかけてみよう、と思った。
「「あの…」」
声がかぶって、びっくりした私達は、お互い目を見開いて、笑った。
それから、
「「よろしくね」」
と、また2人で同時に言って、笑い合った。
その後、ちょっとずつ話をしていくうちに、小倉も私と同じ恥ずかしがり屋だということがわかった。
私と一緒で、クラスに知り合いがいなかったから、不安そうな顔をしていたんだって。
だから私達は、“お互いに友達作れるように頑張ろうね”と約束をした。