近遠恋愛

私は明日から高校生だ。

いつものようにごはんを作って待っていると…。


「ただいまー」

「っ!おかえりなさいっ」


そう言いながら玄関に行ってカバンを受け取る。


「スズネ…」


私を呼ぶ声に上を向くと…

形のいい唇が落ちてきた。


「…っ…んっふ…」

「やべ…止まらなくなる…」

「っ?!」

「ふふ、嘘だよ。ごはん食べよっか?」


クスクス笑いながら私の頭を撫でる。

…いつも通りだ。
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