森に抱かれて

「あ〜、だったら」

佐藤は、ポケットから鍵を取り出す。

「鍵、渡しとくから、好きにやってよ」

「え?勝手に入っていいんですか?」

「ああ。商品と、売り方はシンイチに任せるよ。値段つける時には声かけて。原価割れはしたくないからね」

「わかりました」

佐藤から鍵を受け取る。

「じゃ、後はよろしく」

佐藤は部屋を出る。

よっし、じゃメモる物取って来ようっと。なんか、楽しくなって来たな。

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