森に抱かれて

か、か、要さぁ〜んっ!なんていい人っ!

「流石、要だな。顔見なくても、あの『クマ』が見えたんだ」

智子の顔を指差しながら半笑いの佐藤。

「えーっ!」

慌てて目の下を抑える。

嘘よ、ちゃんと化粧したもんっ!!!

「ははっ。冗談、冗談。今はちゃんと隠れてる。よかったな、要が来たのが朝で」

うっ、それはそうかも…。

「ま、とにかく、しんちゃんも座りなよ」

< 163 / 494 >

この作品をシェア

pagetop