森に抱かれて
「…」
何?この沈黙。
「期待ハズレだなぁ」
「え?」
「『ラムネ』越えの笑いが貰えると思ったんだけど」
「…。すみません、発想が貧弱で」
「まぁいいや。」
まぁいいやって。
「じゃ、明日からでもいいよ。お金なくても荷物は多少はあるんでしょ?」
「はい」
「シンイチが荷物運び込んだ日から、掃除開始ね」
「はい」
「ここで喫茶店することも、ま、考えてみてよ」
「はい。ありがとうございます」