森に抱かれて

「…」

あ、なんかあんま乗り気じゃなさそうだなぁ。

「ま、考えておいて下さい」

「…ああ」

私、調子に乗りすぎたかな?ん〜、オリジナル商品はないか。佐藤さんが嫌なら仕方ないな。

二人はそのまま会話なく朝食を済ませると、それぞれ、仕事に取り掛かっていく。

いつものようにひとりきりの室内で11時を過ぎた頃、表のドアが開き、一人の女性が入って来る。

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