森に抱かれて
「あら、いいわね。じゃ、私、アイス、頂くわ。あなたたちは?」
「そうね、じゃ、私たちもアイスコーヒーにしようかしらね」
「はい、かしこまりました」
智子はニッコリ笑うとカウンターへ入る。中里は立ち上がると佐藤の作品が展示販売されているテーブルを見に行く。友達も後に続く。
「ほらね、珍しいのもあるでしょ?」
「まあ、本当。いいわねこの色」
智子がアイスコーヒーを運んで来たので、2人は席に戻る。