森に抱かれて
なんか、嫌な予感。ほら、眉毛がぁ〜。
「来週まででいいんで、40玉、巻き直してね」
「私がぁ〜?」
「他にいないじゃん」
「…。それって、佐藤さんの仕事じゃないんですか?」
「それが俺も、他の仕事用に100玉巻かないといけなくて、手が回らないんだよ」
「…」
「助手やってくれるって約束だったよね」
う〜、あの眉毛。…しょうがないな、もう。
「わかりました、巻きますよ。巻かせて下さい」
「ありがと。助かる」