森に抱かれて

「あ、手伝うよ」

「ありがとうございます」

車に戻り、荷物を取り出し、2階の部屋へ運ぶ。

「カギ今かかってないから開くよ」

「あ、はい」

カチャ。

うわぁ〜。

「荷物重いから、早く入ってっ」

「あ、すみません」

広々とした部屋にベッドが二つ。

「あ〜、重たかった」

「すみません、重い方持ってもらって」

「なんか鉄の塊でも入れて来たんじゃないの?」

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