森に抱かれて
「本当に疲れてるのね」
「謙太郎、しんちゃんの事、こき使い過ぎじゃないのかぁ?」
「人聞き悪いな」
「でも、マジでしんちゃんかなり売上上げてるよ。そのうち、家賃も払えるようになって、お前の食事の準備や、掃除して貰えなくなるんじゃないの?」
「それは困る」
「ま、この感じだと、頭の傷が完治したら、大丈夫そうだな。安心したよ」
「悪かったな、忙しいのに」
「ば〜か。お前の為じゃなくて、俺はしんちゃんの為に来たの」