森に抱かれて

…。

「あ、でも、あんまり喜んでばかりいられませんよね?来たる冬に備えないと」

「そうだな」

と、その時。

ドンドンっ!ドンドンっ!

と、ドアを派手に叩く音がする。

「ん?」

二人は顔を見合わせる。

ドンドンっ!ドンドンっ!

さらに、ドアが叩かれる。

二人は席を立ち、ドアに近づく。

「誰だろ?」

「窓から除いてみますか?」

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