森に抱かれて

「美咲も一緒なのか?」

「ああ。もう、準備出来たって言ってるから早くっ」

大河は佐藤と智子の腕を掴み外に引っ張る。

「あ、おいっ」

3人が外に出た途端、

バンバンバンっ!

と、街灯もない真っ暗な空に花火が上がる。

「うわーっ!綺麗」

智子が思わず声を上げる。

バンバンバンっ!バンバンバンっ!

と、立て続けに打ち上げ花火があがったあと、暗闇から美咲が現れる。

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