あの丘の上で【上】


「じゃあ雪菜ちゃん、ゆっくり休んでしっかり治すんだよ?」


「…はい。あの、皆さん今日は本当にご迷惑おかけしました、ありがとうございました。」


高瀬さんはフラフラしたまま立ち上がって深く頭を下げた。


「迷惑なんて、これっぽっちも思ってないよ。」


「むしろ、ごめんなさい!ゆき姉ちゃんがそんな体だったなんて知らなくって…」

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