あの丘の上で【上】


登壇する後ろ姿は凛としていた。



真っ黒な腰のあたりまでの髪を靡かせて振り返る。



「あっ…あの子だ。」



「…すっげー美人」



佑樹が言葉を失うほど、彼女は綺麗だった。



声も澄んでいて、身のこなしなども全て、綺麗、としか言いようがなかった。

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