あの丘の上で【上】


え…?


「…それを言いたかったの?」


何か変な空気が流れていたから、てっきり悪いことでもあるのかと思った。


「タイミングがね?見つからなくて。
藤井君が起きた時は橘君がいたし…」


「…こちらこそ。僕でよければいつでも頼って、抱え込んだら駄目だよ。」


その後少しの間高瀬さんが固まった。

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