あの丘の上で【上】


「そうだ。…この学園内で能力の気配を消せるのは雪菜ちゃんしかいない。お願いできるかな?」


「やってみます。」


能力には気配があり、悪魔はそれに敏感だ。


私は特殊な訓練のおかげで気配を完全に消すことができる。


「長期間になるかもしれない。誰にも君が高瀬 雪菜であることはばれてはいけない。いけるか?」


「はい、やります。」

< 38 / 468 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop