あの丘の上で【上】


「あなたに背負わせて、ごめんね?
…ご苦労様でした。
1人に、戻りましょう。」


その言葉に、笑顔になった幼い私。


屈んで腕を広げる私の元に、駆け寄った彼女。


抱きしめると、何かが流れ込んできて。


あぁ、と思ったとたん、体が傾き、意識が飛んだ。

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